1982年個展 初めてのリトグラフ展

1980年、風景カメラマンの夫・久我耕一と共にシゴトとしては、はじめての海外取材。
この時のビンボージプシー取材生活は1年半ほど続いた。
早くから日本でも実践していた手作りキャンピングカー生活。
ビンボーは生活の知恵を生む。
若さも手伝って創意工夫の手作りキャンピングカー・ジプシー生活は楽しい毎日だった。
4×5の大型カメラ(三脚を立て黒い布を被って対象と向きあうカメラ)で風景と対峙している夫のそばで、私は同じ対象とニラメッコしたり、背を向けて反対側を描いたり。
気負わず興味を引かれたものだけを遊び心で楽しくラクガキ。
ペンでの走り書きがほとんど、彩色するには時間が足りない。
「風景は走っている!」と常に走っていた夫だった。
カメラマンと画家のペースは違うのだ。
帰国後、ラクガキ線画の楽しさ、軽さを表現できるのは「リトグラフ」かな~、複数枚作れて「旅のお土産話」にピッタリと、初の彩色リトグラフ制作に取り組み、発表。
198201「アルベロベロの家」が第一作目。
南イタリアのアルベロベッロ村、今では世界遺産に登録されピッカピカで同じ家並みがズラ~っと並んでいて壮観。
当時は傾いた家がチラホラ、素朴そのもの!この作品のよう(笑)
はじめてのリトグラフ展は作品タイトルが日本語、対象も内容も様々、色々。
とにかくすべてが初体験だった。

作品画像 No.198201 アルベロベロの家 イタリア 290x200 E
作品画像 No.198202 立ち話 イタリア 300x205 E
作品画像 No.198203 アルベロベロの路地 イタリア 300x205 E
作品画像 No.198204 オリーブと白い家 スペイン 473x325 C
作品画像 No.198205 アンダルシアの農家 スペイン 470x320 C
作品画像 No.198206 麦畑の一軒家 スペイン 478x318 C
作品画像 No.198207 ロワール城 フランス 573x455 B
作品画像 No.198208 ベルンの街並み スイス 620x420 A
作品画像 No.198209 タヒチの女 タヒチ 478x343 B
作品画像 No.198210 魚と遊ぶ タヒチ 485x295 C
作品画像 No.198211 パンの実 タヒチ 470x345 C
作品画像 No.198212 遊牧 アルジェリア 350x220 D
作品画像 No.198213 サハラの姉弟 アルジェリア 355x225 D
作品画像 No.198214 河畔の散歩 オーストリア 355x255 D
作品画像 No.198215 ザルツブルグの河辺 オーストリア 355x220 D
作品画像 No.198216 ひまわりの丘 スペイン 475x375 C
作品画像 No.198217 ちいさな太陽たち スペイン 560x430 B
作品画像 No.198218 プロヴァンスの農家 フランス 430x277 C
作品画像 No.198219 コートダジュールの夜景 フランス 437x275 C
作品画像 No.198220 オリーヴの収穫 イタリア 470x365 C
作品画像 No.198221 春のベルン スイス 615x458 A
作品画像 No.198222 ローテンブルグの塔門 ドイツ 350x488 B
作品画像 No.198223 ローテンブルグの塔門 ドイツ 470x358 B
作品画像 No.198224 ラ・マンチャの朝 スペイン 353x222 D
作品画像 No.198225 町角 オランダ 352x220 D
作品画像 No.198226 チューリップ畑 オランダ 190x240 E
作品画像 No.198227 風車の丘 フランス 240x190 E
作品画像 No.198228 家路 スペイン 240x190 E